



「旅先で出会った“肩を落とした”彫刻作品、タイトルは“展望”だった。ポーズとタイトルとの差異に興味を惹かれ、解放させたいという衝動から、動かないはずの立像を、実在する場所とは異なるところに存在させ、展望へと向かわせる写真として新生・変換することに着想。この作品は、透過する光と反射する光、その前後にある光景といった多層構造を作為的につくり、そこに存在させ、現実と虚構の境界を彷徨わせることで、フィクションである私の想像の膨らみを、現実に目の前で起きた事象として捉え写真に定着させたドキュメンタリーである。」
※ Horfurとは、アイスランド語で展望の意。
180mm×210mm/32P/ZINE